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EXHIBITIONS

Leap!!

# 0021

Leap!!

ARTPLAT共催@ANA インターコンチネンタルホテル東京

期間:2022年11月12日(土)から2023年2月14日(火)まで(予定)

ホテル内1、2、3階のアートギャラリー

ARTPLAT(ART PLATFORM TOKYO)は、家田実香、竹内義博、南谷理加をフィーチャーした3人展「Leap!!」を開催します。

日本の景気が低迷した空白の数十年に育ったミレニアル世代の若者たちが「さぁ、今から!」という時に襲ってきたコロナ災害。それは今を生きる日本の若者たちの行動体系、考え方を大きく変えました。ワークライフバランス、リモートの普及という新しい働き方が普及する一方で、高度成長時代のように海外を目指す若者は減り、内向き傾向が強くなったと言われます。そのような状況で、自ら制作環境を変えて新境地に挑戦する3人の若い作家たちをご紹介します。

  家田実香はコロナ禍前に住み慣れた京都を離れ、現在は東京藝術大学大学で助手を務めながら制作をしています。「マテリアルをリスペクト」しているという彼女が8年間追求してきたのは、マテリアルの「質感表現」です。自らを「マテリアル・フェティシズム」と称する彼女は、進化していくアクリルという素材の可能性にこだわります。一見感覚的に描いたような彼女の作品は、実はきっちりとしたいくつもの緻密な「構図」の段階を踏んでいます。しかし、素材と向き合う上で、不測の事態は避けられません。「偶発性」と「計画性」、「鮮やかな美」と「抑えた美」、「荒い質感」と「滑らかな質感」。家田の作品はすべてが美しく調和するキャンバス上のマイクロコズムです。

  スタジオ勤務をしながら制作を続けていた竹内義博は、コロナ禍に会社を辞め、制作のみで生きていくことを決心しました。彼の代表的な作品シリーズの「連鎖」では、フィクションの世界から現実に戻る瞬間が描かれています。モチーフはパズルゲームの「ぷよぷよ」の「全消し」です。「全消し」とは、のフィールド上の全ての「ぷよ」が消えた状態です。画面の背後に覗くのは静止した「ウォールペーパー」。人間はこの「ウォールペーパー」には全く干渉ができません。今回の作品の「ウォールペーパー」は、竹内の幼少時代体験した焚き火や見上げた空の画像です。全消しは過去を呼び起こす仮想世界の画面を消滅させます。そこから現実世界の「NEW GAME」の始まりです。

 南谷理加はコロナ禍に大学を卒業して、コロナ禍に大学院に入学しました。小さい頃に見たディズニー映画のようなファンタジー溢れた西洋のアニメに影響を受けた彼女の作品には、動物や人間を軽やかに登場します。最新の彼女のシリーズには入れ墨を入れた人物像を多く登場します。刺青は自己主張でもあり、ファッションステートメントです。無邪気な表情の人物の体には髑髏や悪魔が刻まれています。軽妙なタッチや何とも言えない「抜け感」は、人間の多面性、ヴァニタスを表現しているのか、それとも単なるキャンバス上の落書きなのか、鑑賞者は不思議な世界に引き込まれます。

ARTPLATはANAインターコンチネンタル東京と共に、この5年半躍進する作家たちを応援してきました。コロナの終焉がそこに見えてきた今、彼らの活躍にさらなる期待を込めて「Leap(跳躍)!!」をお届けします。

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