洞窟壁画から始まる人類の芸術は、社会と深く関わり、美しさの価値観やヒエラルキーを作ってきた。私は現代に生きる30代の女性だが、社会が無意識に押し付ける価値観や規範 に戸惑っている。私の絵の中には絵筆やキャンバスといった画材がたびたび現れる。絵筆は絵画を模索する私自身だ。絵筆という小さなつるはしで、暗闇の奥を掘り進むことは、既成概念に対する私のささやかな挑戦だ。
I am a painter creating artworks using oil paints. The art of humanity, starting from cave paintings, has deeply intertwined with society, shaping values of beauty and hierarchies. Despite being a woman in her 30s living in the modern era, I find myself perplexed by the values and norms unconsciously imposed by society. In my paintings, you often see tools such as brushes and canvases. The brush represents my exploration of art. With this small pickaxe, delving into the depths of darkness is my modest challenge against established concepts.
須永 有 SUNAGA ARU
経歴
1989年 群馬県生まれ 2014年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2017年 東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程 修了
個展
2022年 「影をつかむ」/ myheirloom, 東京
2019年 「絵筆で照らす」/ un petit GARAGE, 東京
2016年 「あなたの顔は、よく見える」/ un petit GARAGE, 東京 2015年 「須永有個展」/ 寺田倉庫 T-Art Gallery, 東京
2013年 「PASSAGE」/ Bambinart Gallery, 東京
グループ展
2023年
「MATSUBA Collection」/MARUEIDO JAPAN、東京
「3331Art Chiyoda特別企画展」/3331アート千代田(myheirloomギャラリーブース)
2022年
「塩原有佳・須永有二人展 Beyond the Canvas: キャンバスの向こう側」/ ANAインターコンチネンタル東京
2021年
「KINTSUGI」/ ANAインターコンチネンタル東京
「ブルーピリオド×ArtSricer」/hotel koe tokyo
2020年
「Exploring」/ 銀座蔦屋書店GINZA ATRIUM
「This is now」/ ANAインターコンチネンタル東京
「神宮の杜芸術祝祭・紫幹翠葉-百年の杜のアート」/明治神宮ミュージアム
「3331ART FAIR 2020」/3331アート千代田 2019年 「KODAI vol.1」/ CAPSULE,東京
「群馬青年ビエンナーレ2019」/群馬県立近代美術館,群馬
2017年
「本と美術の展覧会vol.1 絵と言葉のまじわりが物語のはじまり」 / 太田市美術館図書館, 群馬
「太郎かアリス in the dark (東京芸術大学大学院油画専攻 OJUN研究室展)」/ギャラリーマルヒ, 東京
「第65回 東京藝術大学卒業・修了作品展」/ 東京藝術大学,東京
2016年
「公益財団法人現代芸術振興財団 名和晃平セレクションCAF賞選抜展」/ HOTEL ANTEROOM, 京都
2015年 「ART Taipai 」/台北
2014年
「CAF ART AWARD 2014」/TABLOID GALLERY・東京
「TERADA ART AWARD 2014 入選者展」/寺田倉庫 T-Art Gallery・東京
2010年
「現役美大生の現代美術展 Produced by X氏」/ Kaikai Kiki Gallery、Hidari Zingaro, 東京
「GEISAI TAIWAN#2」 華山創意園區/台北
賞歴
2019年 群馬青年ビエンナーレ2019 入選
2014年
現代芸術振興財団CAF賞 特別審査員賞
テラダアートアワード2014 最優秀賞