大竹寛子 | THIS IS NOW | THIS IS NOW

ARTISTS

大竹寛子 Hiroko OTAKE

2006年東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業、2011年同大学大学院美術研究科博士課程日本画研究領域修了、美術研究博士号取得。2014年東京藝術大学 エメラルド賞 受賞。2015-2016年文化庁新進芸術家海外派遣制度によりニューヨークに滞在。2019ローマ教皇来日に伴い、バチカン市国に作品「Psyche」を寄贈。長年研鑽を積んだ日本画の伝統的な技法を基に、箔や岩絵具を用いて新たな表現を展開し、国内外で高く評価されている。

ステートメント
私の作品のテーマは“流動的な瞬間の中にある恒常性”です。動的平衡の様に変化し続けるからこそ現在の自己が保たれている関係や、アートマンとブラフマンの様に、流動的であることと相反する恒常的なこととが同時に存在するという関係の中にこそ真理があるのではないかと作品を通して模索しています。
今回の展示では、これまでの“変化し続けること”と“変わらないもの”の相反する2つの事柄から、さらに多面的な思考を融合させた制作を試みました。
コロナ禍での状況は数ヶ月、又は1年で“元どおり”の世界に戻るものではないと実感しています。
世界は、パンデミック前において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観が劇的に変化しています。
アート作品は時代を投影する。私たちクリエーターはこのパラダイムシフトと向き合い、今、どの様に作品として昇華できるのかを、作品をつくる事で考えていきたいと思い制作しました。
新たな生活や思考と共に、必然的に変化し続ける状況の中だからこそ、世界中の人々が、本質的な生き方とは何かを考え、各々がそれに近づければと願っています。

公式サイト

WORKS

融合 -Synthesis- Vol.4

融合 -Synthesis- Vol.4

紙本彩色、銀箔、岩絵具

727×909mm

2020

960,000円(税別)/Vol.4, 5(セット)1,500,000円(税別)

この作品は「Black Lives Matter」BLM運動からインスピレーションを得ています。この問題は人種を超えた世界の問題であり、アジア人にも身近に感じて欲しいという願いを込めて描きました。
SNS上に真っ黒な画面がアップされた数日間。一時的なムーブメントで終わらせるのではなく、この悲しい歴史と現実に対峙していきたいと思います。黄色人種で画家である私に出来ることは、作品を通して黒人・白人・アジア人・ヒスパニック・ネイティブアメリカン、様々な人種や性別を1つの色で描くのではなく、融合された世界のイメージを作ることだと思っています。
私の作品テーマは、流動的であることと相反する恒常的なこととが同時に存在するという関係の中にこそ真理があるのではないかという考えです。相反する2つの考え方をアウフヘーベンし、より大きな視野に立ち、個があるからこそ全体の融合に繋がっていけるという感覚を共有できればと思っています。

展示場所: 3階 ⑯


融合 -Synthesis- Vol.5

融合 -Synthesis- Vol.5

紙本彩色、銀箔、岩絵具

727×909mm

2020

960,000円(税別)/Vol.4, 5(セット)1,500,000円(税別)

この作品は「Black Lives Matter」BLM運動からインスピレーションを得ています。この問題は人種を超えた世界の問題であり、アジア人にも身近に感じて欲しいという願いを込めて描きました。
SNS上に真っ黒な画面がアップされた数日間。一時的なムーブメントで終わらせるのではなく、この悲しい歴史と現実に対峙していきたいと思います。黄色人種で画家である私に出来ることは、作品を通して黒人・白人・アジア人・ヒスパニック・ネイティブアメリカン、様々な人種や性別を1つの色で描くのではなく、融合された世界のイメージを作ることだと思っています。
私の作品テーマは、流動的であることと相反する恒常的なこととが同時に存在するという関係の中にこそ真理があるのではないかという考えです。相反する2つの考え方をアウフヘーベンし、より大きな視野に立ち、個があるからこそ全体の融合に繋がっていけるという感覚を共有できればと思っています。

展示場所: 3階 ⑰


Butterfly Camouflage vol.2

Butterfly Camouflage vol.2

紙本彩色、岩絵具

727×727mm

2020

900,000 円(税別)

日本画の技法である岩絵具を用いて、自身のアイコン的なモチーフである蝶のカモフラージュ柄を描いた作品。カモフラージュは周囲の風景に溶け込むことにより、敵の目を欺き対象を発見されないようにする方法であり、戦車や軍服などに使われています。モチーフは自然が多く、現在ではカモフラージュを取り入れたファッションも多く登場しポップなイメージもあります。
自然の循環や、完全変態を持つ蝶を変化の象徴として多く描いてきましたが、この作品では自然や蝶を現代的な解釈としてカモフラージュ柄にしています。何度も繰り返されるパターンを自己相似や部分と全体のバランスとして、個と社会の関係性、また自然と社会の関係性を考えるきっかけになればと思い制作しました。
流動的で儚いものをあるがままに受け入れ、自然の中にそれを見出し、自然と共存しながら精神的な成熟を試みてきたのが日本人としてのアイデンティティーでもあると感じています。異なる文化の共生、部分と全体の共生、歴史と現代の共生する作品を表現できればと思っています。

展示場所: 2階

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